コラム COLUMN
仕上がり差がつく!矯正治療の基礎知識③ 矯正のゴムかけとは?
こんにちは。
船堀駅が最寄りの「ふなぼりsmile歯科」です。
矯正治療中に「装置にゴムかけをしましょう」とお願いすることがあります。
「自分でゴムをかけるの?」
「どういう効果があるの?」
いろいろと疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は矯正のゴムかけについて、ご説明します。
ゴムかけとは、上下の歯の矯正装置にゴムをひっかけて噛み合わせを整える処置のことです。
ゴムの縮もうとする力を利用して、噛み合わせを正しい位置へ移動させます。
動かしたい場所によって、ゴムの種類や掛け方を変えて、目標の歯並びへと近づけていきます。
● 上の前歯が前に突出している場合
いわゆる「出っ歯」の矯正治療では、上の前歯を後ろに引っ張るようにゴムをかけます。
● 下の歯が上の前歯よりも前に出ている場合
いわゆる「受け口」の矯正治療では、下の歯を後ろに引っ張るようにゴムをかけます。
● 上下の噛み合わせが左右にずれている場合
上下の同じ位置の歯の表側と裏側に、ゴムをかけます。
● 噛み合わせた時、上下の歯に隙間がある場合
上下の歯にゴムをかけ、縦に引っ張り合うことで、上下の歯が噛み合うようにしていきます。
ゴムかけの期間に入ったら、基本的には食事と歯磨きの時間以外は、ずっとゴムをつけて過ごします。
ゴムをかけていると、引っ張られるような違和感や痛みが出る方もいます。
口を開けた時にゴムが見えることもあるので、見た目が気になる方もいるかもしれませんね。
しかし、ゴムかけは歯並びを整えるためにとても大切です。
きちんと続けていないと、治療期間が長引いてしまったり、仕上がりが不十分になることもあります。
地道な努力が仕上がりを大きく左右しますので、がんばりどころです。
ゴムかけは患者様ご自身でしていただくので、最初のうちは上手くいかなかったり、痛みがでたりすることもあるかもしれません。
ふなぼりsmile歯科では、できるだけ患者様に寄り添い、サポートしていきたいと考えています。お困りのときは、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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